2008年10月20日(月) 11時16分
大神被告、2審も懲役18年 「ジー・オー」組織詐欺事件(産経新聞)
利殖商法で会員から約13億円をだまし取った「ジー・オーグループ」の詐欺事件で、組織犯罪処罰法違反(組織的詐欺)などの罪に問われた元グループ会長、大神源太被告(45)の控訴審判決公判が20日、東京高裁で開かれた。池田耕平裁判長は求刑通り懲役18年とした1審東京地裁判決を支持、大神被告側の控訴を棄却した。大神被告側は上告する方針。
池田裁判長は判決理由で「会員の心理につけ込み、種々の甘言を弄して多くの被害者から多額の金を詐取し続けた。個人欲をみたすために、関係者を動かし、犯行に至った側面も否定できない」などと述べた。
大神被告側は「会員は当たればもうかり、外れれば損することを知っていた」などと詐欺にはあたらないと主張、無罪を訴えていた。
判決によると、大神被告らは通信販売事業への投資で高配当が得られるなどと虚偽の説明をし、計約13億円をだまし取った。
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