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2008年10月20日(月) 14時06分

和歌山「預け」970万円、5府県で8600万に読売新聞

 会計検査院の調査で全国12道府県の不正経理が発覚した問題で、和歌山県は20日、架空発注で業者の口座に資金をプールする「預け」が、約970万円あったことを明らかにした。

 また長野県では「預け」が89万円と判明。愛知、岩手県などと合わせ、不正な「裏金」作りは計約8600万円に膨らんだ。

 自治体会計のずさんな実態を一層浮き彫りにした。

 和歌山県は同日、県議会決算特別委員会で報告した。それによると、「預け」は2002年度〜06年度、検査院の調査で、事業費ベースで約970万円と判明。このうち約600万円が国からの補助金分で、検査院から返還を求められている。

 これを含め、国の補助金で雇用したアルバイトを県単独事業に流用するなど、不正経理の指摘額は計約7970万円に上った。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081020-00000027-yom-soci