2008年10月18日(土) 00時00分
「11・30」衆院選に照準、与野党が準備加速(読売新聞)
与野党は17日、麻生首相が念頭に置く「11月18日公示−30日投開票」の衆院選に照準を合わせ、選挙準備を加速させた。
自民、民主両党は麻生首相と、民主党の小沢代表のどちらが首相にふさわしいかを競う「党首力」を意識した戦略も進めている。
自民党の古賀選挙対策委員長は17日の党役員連絡会で、「300小選挙区の(候補者の)詰めは最終段階に来ている」と報告した。同党の公認予定者が決まっていない「空白区」は広島6区と宮崎1区の二つを残すのみだ。細田幹事長は記者会見で、「油断大敵だ。いざとなった時、待ってくれと言ってもだれも待たない」と述べ、衆院選に向け、党内を引き締めた。
首相は24、25両日に北京でのアジア欧州会議(ASEM)首脳会議に出席し、帰国後の26日に東京・秋葉原で街頭演説に臨む予定だ。「事実上の衆院選遊説ではないか」との見方もある。その後、月末に衆院解散し、アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議を避けて、11月30日投開票の日程が想定されている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081017-00000061-yom-pol