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2008年10月18日(土) 20時05分

「芙蓉鎮」の監督、謝晋氏が死去…文化大革命を真正面から描く読売新聞

 新華社電によると、18日、中国の映画監督、謝晋(シャシン)氏が中国浙江省上虞市で死去。84歳。

 母校の中学校の創立百周年記念式典出席で故郷の上虞市を訪れ、宿泊中のホテルで死亡しているのを従業員が発見した。死因は不明。

 上海などで演劇を学び、舞台俳優として活躍後、映画監督に転じた。文化大革命を真正面から描いたヒット作「芙蓉鎮」(1987年)などで知られ、代表作は「最後の貴族」(89年)や、残留孤児をテーマにした「乳泉村の子」(91年)など多数。97年には、歴史大作「阿片戦争」を制作し、話題を呼んだ。

 謝氏は、改革・開放政策の波に乗って映画プロダクションを設立するなど、常に時代をリードする巨匠として注目を集めた。(北京 佐伯聡士)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081018-00000042-yom-ent