2008年10月18日(土) 19時35分
<ラグビー>東芝は逆転勝ち、三洋も大勝 トップL第5節(毎日新聞)
ラグビーのトップリーグは18日、第5節の3試合を行った。首位の東芝は後半に4トライを挙げてNECに逆転勝ち。開幕から5連勝で勝ち点を25に伸ばした。2位の三洋電機もサニックスから8トライを奪って大勝し、同じく5連勝で勝ち点を24とした。クボタはコカ・コーラウエストを退けて3勝目。19日は残り4試合が行われる。
◇激しい運動量で逆転勝ち…東芝
東芝が新しい攻撃スタイルの充実ぶりを見せつけた。
前半は無得点に終わり、NECにリードを許した。しかし、「相手はギリギリのところでウチを抑えていたので、一本トライを取れば相手は崩れていくと予想していた」と主将の広瀬。
後半5分、新外国人のSOヒルが巧みなパントを左隅へけると、大野がタックルを振り切ってトライ。その3分後にも連続攻撃から中居が左中間に飛び込んだ。これで主導権を握り、後半は4トライ。素早いパス回しにNECの防御はついていけなかった。
東芝といえば、密集で押し込むモール攻撃が得意だった。「昨年まではドライビングモールで点を取りに行く場面も多かったが、今年はボールを動かすラグビーを目指している」と瀬川監督。今季から試験的ルールが導入され、相手のモールを引き倒す防御が認められるようになった。
当然、モール攻撃は不利になる。東芝はこうしたルール改正にも合わせ、「展開ラグビー」にモデルチェンジを試みているのだ。
開幕から5試合すべてでボーナスポイント(4トライ以上は勝ち点1を追加)を獲得し、首位を堅持。NECの細谷監督が「後半は足が止まった。完敗です」と認めたように、激しい運動量をこなす東芝のラグビーが他を翻弄(ほんろう)している。【滝口隆司】
◆ラグビーTL記録(18日・秩父宮ほか)
コカ・コーラW(勝ち点5)反9
200010…11007−17
TGPD前…TGPD後−計
211015…320019−34
クボタ(勝ち点14) 反8
NEC(勝ち点13) 反5
00206…00103−9
TGPD前…TGPD後−計
00000…430026−26
東芝(勝ち点25) 反13
サニックス(勝ち点14)反9
11007…00000−7
TGPD前…TGPD後−計
223023…640038−61
三洋電機(勝ち点24) 反10
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