2008年10月18日(土) 22時17分
橋下・大阪府知事、学力テスト結果公表の意義を改めて強調(産経新聞)
橋下徹知事は18日、全国学力テストの結果公表をめぐって対立していた吹田市について、ホームページ上で公開された課題分析にふれ「去年7ページだった分析が今年は47ページに増えた」と指摘し、一連の論争の意義を強調した。
高槻市で市民団体が催した教育セミナーにパネリストとして出席し、聴衆約300人へ向けて発言した。
橋下知事は「今の学校現場では、学力向上に真っ正面から取り組んでいない。それは、結果が公表されないからだ」と持論を展開。その上で「注目が集まったことでみんなに見てもらうことになり、(市教委は)課題を一生懸命に分析した」と語り、“学テ論争”が、吹田市の教育施策に好影響を与えたとの認識を示した。
この問題で、阪口善雄・吹田市長は「点数だけで公教育の成果は計れない」として学テの結果を拒否し、橋下知事に“宣戦布告”。しかし、今月16日、橋下知事が吹田市などの正答率を非開示としたことをうけ、「賢明な判断をされた」と矛を収めた。
【関連記事】
・
京阪中之島線いよいよ開通 橋下知事も祝福
・
橋下徹知事の正答率発表に当惑 豊中市教委
・
橋下知事 学テ・データで「情報隠し」とメディア批判
・
【学テ】橋下知事が正答率を部分開示
・
【学テ】自信に満ちた橋下知事会見
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081018-00000569-san-soci