記事登録
2008年10月18日(土) 21時57分

「永世竜王」かけパリ対決…渡辺竜王×羽生名人読売新聞

 【パリ=西條耕一】将棋界の最高位を争う第21期竜王戦七番勝負(読売新聞社主催)、渡辺明竜王(24)と挑戦者・羽生善治名人(38)の第1局が18日午前9時(日本時間18日午後4時)、パリのホテル「ル・メリディアン・エトワール」で始まった。

 ともに史上初の永世竜王をかけ、4連覇中の渡辺に通算6期保持する羽生が挑む注目の対決は、振り駒で渡辺が先手番に。

 ホテル9階の対局室では、フランス将棋連盟のファビアン・オスモン会長ら現地のファン、日本からの観戦ツアー客など40人余りが見守る中、立会人の米長邦雄・日本将棋連盟会長の合図で対局開始。渡辺の初手▲7六歩に対し、羽生は△3四歩から「一手損角換わり」に誘導、渡辺の棒銀対羽生の右玉に進展した。

 解説の佐藤康光棋王は「渡辺竜王が玉の堅さを主張するのに対し、羽生名人は玉の広さで対抗している」と話している。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081018-00000053-yom-soci