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2008年10月18日(土) 21時06分

<金融危機>IMFがウクライナ支援 1兆円超緊急融資へ毎日新聞

 【ロンドン藤好陽太郎】ウクライナが、国際通貨基金(IMF)から1兆円を超える緊急融資を受ける見通しとなった。ハンガリーとアイスランドも最終調整に入り、トルコも検討に乗り出す姿勢を見せている。緊急融資が決定すれば、今回の金融危機ではIMF初の支援となる。

 金融危機で打撃を受けた先進国の資金が、新興国から相次いで引き揚げられている。新興国は財政赤字拡大や通貨急落、資金の借り換えなどが難しくなるケースも増えている。

 ウクライナは、IMFが金融・経済の実態を調査中。財政赤字拡大で通貨が急落している。融資は140億ドル(約1兆4000億円)規模となる見込み。

 ハンガリーはユーロ圏ではないが、欧州中銀は影響拡大を避けるため、すでに50億ユーロ(約6700億円)に上る信用供与枠を設けた。

 アイスランドは、銀行の経営危機で主要行が国有化された。トルコは01年にIMFから支援を受け、返済を終えたばかり。

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