2008年10月18日(土) 20時43分
<平等院>暗闇に浮かぶ極楽浄土の世界 鳳凰堂ライトアップ(毎日新聞)
世界遺産に登録されている京都府宇治市の平等院で18日、鳳凰(ほうおう)堂をライトアップした特別夜間拝観が始まった。ライトアップされた鳳凰堂の一般公開は6年ぶり。暗闇の中、幻想的な「極楽浄土」の世界が浮かび上がった。19日まで。
【平等院鳳凰堂の別カットも…写真で見る日本の世界遺産】
鳳凰堂は平安時代の1053年、藤原頼通(よりみち)が極楽浄土を具現するため建立したとされる。今回のライトアップは、源氏物語千年紀を記念したイベント「京都・宇治灯(あか)り絵巻」の一環。6基のライトで堂内外を温かみのある黄色の光で照らし、堂内の阿弥陀(あみだ)如来坐像の顔がくっきり。池の水面にも堂全体が映し出された。
夜間拝観は午後6〜9時。大人600円、中高生400円、小学生300円。問い合わせは平等院(0774・21・2861)。【藤田健志】
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