2008年10月17日(金) 11時34分
<NOVA>元受講生が旧経営陣を提訴 前払い金返還求める(毎日新聞)
経営破綻(はたん)した英会話学校「NOVA」の元受講生で主に関西地方に住む10〜50代の学生や会社員ら24人が17日、猿橋望元社長=業務上横領罪で起訴=ら旧経営陣に前払い受講料など計1614万円の返還を求める損害賠償請求訴訟を大阪地裁に起こした。請求額は1人あたり最高で129万円。破綻後の元受講生による提訴は初めて。
訴状によると、NOVAは特定商取引法に違反する勧誘により業界ルールに反する1〜3年の長期契約を大量に結んだ。契約で得た多額の前払い受講料の約半分を売り上げに計上する粉飾決算で店舗を急増させたが、新規契約が頭打ちになり、元受講生約30万人から約570億円の前払い受講料を集めたまま昨年10月、破綻した。
原告らは猿橋元社長の他、当時の取締役、監査役、監査法人などについても、架空計上や違法勧誘などの経営方針を決定し、会計処理の虚偽記載を許したとして同様に不法行為があったとしている。
【北川仁士】
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