2008年10月14日(火) 12時00分
MP3プレーヤーで難聴の危険性増大——EUが警告(ITmediaニュース)
欧州連合(EU)の健康リスクに関する科学委員会(SCENIHR)は10月13日、MP3プレーヤーを大音量で長期にわたって利用すると、聴覚を失う危険性があるとの警告を発表した。
欧州には既に、MP3プレーヤーの音量を100デシベル(dB)以下に制限する安全基準が存在する。しかしSCENIHRによれば、89デシベル以上で週に5時間聞くだけでも、早ければ5年で聴覚を永久に失う可能性があるという。EUの推測によると、EU域内だけでも、MP3プレーヤー利用者の5〜10%、およそ250万〜1000万人の人々が、聴覚を失う危険にさらされている。
欧州委員会はさらなる調査、研究を研究者らに求めるとともに、消費者に対しては音量設定に注意し、長時間の使用を避けるよう注意を呼び掛けている。
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