インターネットのホームページや会議用の資料などを印刷する際、その量が膨大になってしまうことが多い。そんな時は、各種のファイルを縮小サイズで一度に印刷できる「ズバリ節約印刷」を使って、紙やインクなどのプリント経費を節約したい。(野依英治)
「ズバリ節約印刷」を利用するには、幾つかの方法がある。
一つ目の方法は、ウィンドウズのスタートボタンなどから「コントロールパネル」を選択し、「プリンタとFAX」をクリックする。その中に「ズバリ節約プリンタ」というアイコンがあるので、右クリックして「通常使うプリンタ」を選ぼう。これで節約印刷する準備が整う。
あらかじめ印刷するファイルが決まっている場合は、そのファイルを選択したうえで、マウスの左ボタンを押したまま、デスクトップ上にある「ズバリ節約印刷」のアイコンまで移動させることで、印刷することも可能だ。
STEP2 4種類から選択印刷したいファイルをアイコンまで移動させると、印刷設定画面が表示される。「縮小率」項目で、等倍から6分の1までの4種類を選択できるので、好みに合わせて選ぼう。また、縮小印刷するページの並べ方も、横方向か縦方向かを選択できるので、レイアウトを工夫できる。
画面にある「プレビュー」をクリックすると、印刷のイメージが表示されるので、印刷する前の参考になる。
文書やグラフ、画像などをまとめて印刷することもできる。印刷したい複数のファイルを選択した後、設定画面の印刷ボタンを押すだけなので、試してみよう。
STEP3 拡大でポスターも縮小印刷とは逆に、プリンターでは1枚に収まりきらない大きなサイズで印刷したい場合は、「ズバリ書類拡大」を試そう。印刷された紙を並べて張り合わせれば、ポスターや垂れ幕に活用できる。
印刷する前の設定は、「ズバリ節約印刷」と同様で、拡大率は、2倍、4倍、9倍、16倍、25倍の5段階で選択できる。
画像や文書の一部分だけを印刷したい場合は、「部分印刷」機能を活用したい。
印刷前に表示される画像で不要な部分をクリックして、網掛けにする。この状態で印刷ボタンを押せば、必要なところだけがプリントされる。
ズバリ節約印刷・書類拡大パック
複数のファイルを1枚の用紙に縮小して印刷できる。デジカメ写真を一覧画像にしたり、大量の書類をまとめられる。一目で見られて便利なうえに、用紙代も節約できる。ワードやエクセル、パワーポイントなどのファイルに対応。ソースネクスト 標準価格 2970円
ConcatPrint
複数の文書ファイルをつなげて印刷できる無料ソフト。文書ファイルごとに改ページせずに済む。無駄な余白をなくして用紙を節約できる。http://www5e.biglobe.ne.jp/~anhr/ConcatPrint/(YOMIURI PC編集部)