【ロサンゼルス11日共同】一九八一年のロサンゼルス銃撃事件で今年二月に逮捕され、米自治領サイパンからロスに移送された
留置場の監視体制についても調べるとみられる。市警は、調査結果の大部分を公表するとしている。
米メディアによると、三浦元社長の弁護人の一人が自殺の約四時間前まで接見していたという。ロスの弁護人、ゲラゴス氏はニューヨークで十二日夜(日本時間十三日午前)、記者会見する予定。
市警によると、三十分ごとの留置場の定期巡回が行われた約十分後、係官が三浦元社長の独房を通り掛かり、元社長がシャツで首をつっているのを発見。定期巡回時は変わった様子はなかったという。市警は「彼が自殺する客観的な兆候は見られなかった」としている。
留置場は部分的にビデオで監視されていたが、自殺を防ぐための特別な態勢は取っていなかった。
三浦元社長の遺体は、ロス郡検視局で十二日以降に司法解剖される予定。
十日早朝にロスに到着した三浦元社長は市警で指紋の採取や写真撮影などが行われた後、独房に収容された。その後、在ロサンゼルス日本総領事館の領事や弁護人と面会し、十日夜、自殺を図り搬送先の病院で死亡が確認された。