2008年10月12日(日) 21時08分
中高生の体力は向上、小学生は低水準続く…文科省調査(読売新聞)
文部科学省は「体育の日」を前に12日、体力・運動能力調査で、中学生と高校生の体力が緩やかに向上しているとの分析結果を発表した。
1985年度をピークに下降線をたどった中高生の体力は、98年度からの10年で回復基調に転じたという。
小学生は依然、低水準のままだが、体力低下に危機感を抱く教育現場が体力向上に取り組んできた効果の表れとみられる。
調査は64年度から毎年実施しており、中高生約1万7000人、小学生は約1万3000人が対象になった。
同省によると、体が発育段階にある小学生に大きな変化はみられなかった。しかし、中高生は98年度との比較で、13歳男子の50メートル走平均が8・00秒から7秒94になるなど、計8項目の総合点で向上を見せた。
調査にかかわった順天堂大の青木純一郎名誉教授は「中高生はピーク時に比べるとまだ隔たりはあるが、回復基調にあることは確か」としている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081012-00000029-yom-soci