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2008年10月12日(日) 20時55分

<公明>2兆円超える規模で定額減税…政調会長毎日新聞

 公明党の山口那津男政調会長は12日のNHK討論番組で、追加の経済対策の焦点である定額減税について「財政投融資特別会計の余剰金を利用し、2兆円を超える規模でやるべきだ」と述べた。財投特会から活用できるのは約3兆円にとどまる見通し。自民党は高速道路料金引き下げの財源に2兆円以上を充てる考えで、経済対策の財源をめぐる与党内調整は難航しそうだ。

 経済対策の財源問題をめぐっては、自民党の保利耕輔政調会長は赤字国債の発行に慎重な考えを強調した。

 一方、民主党の直嶋正行政調会長は、インド洋での給油活動を継続するための新テロ対策特別措置法改正案について「結論は早い方がいい」と指摘。これに対し、共産党の小池晃政策委員長が「民主党の対応はとんでもない」と批判し、社民党の阿部知子政審会長も同調するなど、野党の足並みのずれも露呈した。【三沢耕平】

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