2008年10月12日(日) 19時53分
「米政府の点数稼ぎ」と批判=北テロ指定解除で−平沼氏(時事通信)
超党派議員でつくる拉致議連の平沼赳夫会長(元経済産業相)は12日、米国が北朝鮮のテロ支援国指定を解除したことについて「イラク戦争などで国民の信頼を得ていない米政府が、点数稼ぎのためだけで解除した」と述べ、日本人拉致問題に進展がない状況での指定解除を強く批判した。その上で、週内にも拉致議連の会合を開いて対応を協議する考えを示した。
平沼氏は、日本政府の対応についても「米国の決めたことを唯々諾々と聞かざるを得ないという雰囲気がある。政府は言うべきことをしっかりと言っていかないといけない」と注文を付けた。北朝鮮籍船舶の入港禁止など日本独自の経済制裁に関しては、「これはこれで、続けていかないといけない」と強調した。埼玉県本庄市内で記者団に語った。
【関連ニュース】
・
〔写真ニュース〕「日本は強い態度を」=家族会代表
・
〔写真特集〕日本人拉致事件
・
〔用語解説〕「テロ支援国指定」
・
与党、評価と疑問が混在=野党は批判大勢-テロ指定解除
・
決まらぬ衆院選、外交に影響=日中韓会談めど立たず
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081012-00000091-jij-pol