【ロサンゼルス11日共同】お幸せに、そしてさよなら—。米ロサンゼルス銃撃事件で逮捕され、十日に自殺した三浦和義元会社社長(61)が、サイパンから米ロサンゼルスに移送された際にかぶっていた帽子の文字が、死を暗示するメッセージだったとの憶測を呼んでいる。
黒い野球帽には大きなアルファベットで「PEACE POT MICRODOT」とデザインされていた。米国の若者が使うスラング(俗語)を集めたウェブサイトによると「お幸せに、そしてさよなら」という意味だった。
十日のロス市警の記者会見で、報道陣が帽子について質問。担当のリック・ジャクソン捜査官は、誰が帽子を渡したかについて「分からない。(元社長が)自分で着用した。彼が好きで買ったと聞いているが、サイパンで買ったかどうかは知らない」と語った。