記事登録
2008年10月11日(土) 12時00分

後期高齢者医療制度:5市9人、1万2600円誤徴収 /岩手毎日新聞

 後期高齢者医療制度で、窓口納入や口座振替などの普通徴収に切り替えるため、年金から保険料を天引きする特別徴収を中止する予定だった県内5市9人の保険料計1万2600円が誤って徴収されることが10日、分かった。各市は誤徴収分を追って返還する。
 県医療国保課などによると、保険料の変更や被保険者の希望などで特別徴収を中止、普通徴収に切り替える場合、市町村は8月中旬に国保連を通じて社会保険庁などに連絡した。しかし、いわゆる「ねんきん特別便」の発送作業のため、社保庁がデータ処理を誤り、そのまま今月15日に天引きされることになるという。
 県内では、宮古市4人2800円▽盛岡市1人2000円▽花巻市1人1800円▽北上市2人4000円▽陸前高田市1人2000円——が誤徴収される。宮古市では4人に陳謝し、普通徴収に切り替えるという。
 また、遠野市では本来中止する必要がない4人計2800円のデータを誤って連絡したが、社保庁がデータ処理を間違ったため天引きは中止されず、問題がなかった。【山口圭一、鬼山親芳】

10月11日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081011-00000044-mailo-l03