2008年10月11日(土) 00時17分
公的資本注入の検討示唆=金融危機対策で−米大統領(時事通信)
【ワシントン10日時事】ブッシュ米大統領は10日、声明を発表し、先に成立した金融安定化法に基づき、銀行など金融機関への公的資金注入を視野に、「最大の効果」がある手段を早急に用いる方針を示した。米国発の金融危機が世界に飛び火し、株価暴落が止まらない状況下、金融機関の経営立て直しに政府が積極的に介入する姿勢を強調した。
大統領は「銀行が十分な資本を持っていないため、企業・家計が融資を得るのに苦労している」と指摘。さらに、金融安定化法は財務省に広範な権限を与えており、金融機関の資本基盤を強化するため、不良資産の買い取りや保証、金融機関の株式購入などを認めていると述べた。その上で「最大の効果がある方策を可能な限り早急に導入する」と語った。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081011-00000004-jij-int