2008年10月11日(土) 13時42分
マケイン候補が懸念表明 北朝鮮テロ支援国家指定解除問題(産経新聞)
【ワシントン=有元隆志】米共和党の大統領候補マケイン上院議員は10日、北朝鮮の核問題に関して声明を発表し、米政府が核施設の検証のあり方をめぐり北朝鮮との間で基本合意に達した後に「了承を得るためだけにアジアの同盟国と協議している」と訴え、日本に事後承諾を求めている政権側の交渉手法に懸念を表明した。
日本人拉致事件でも、北朝鮮のテロ支援国家指定解除の決定と関連するにもかかわらず、最近の交渉では提起されていないと懸念を示した。
マケイン氏はテロ支援国家指定解除では、しっかりとした検証の枠組みの確立を求めてきた。今回の基本合意が指定解除を支持するに足りる内容なのか「はっきりしない」と指摘。そのうえで、政権側に、指定を解除する前に検証の枠組みが米国や同盟国の国益にどのように利するのか説明することを求めた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081011-00000529-san-int