2008年10月11日(土) 01時00分
NY株、一時8000ドル割れ=5年半ぶり−米経済に警戒感(時事通信)
【ニューヨーク10日時事】週末10日午前のニューヨーク株式相場は、金融危機を受けた米経済全般に対する警戒感が一段と強まって寄り付き直後は暴落し、ダウ工業株30種平均は一時前日終値比約700ドル近くも急落、2003年4月以来5年半ぶりに8000ドルの大台を割り込んだ。
その後は乱高下を繰り返し、午前11時26分時点では351.49ドル安の8227.70ドルと、なお大幅安で推移している。
ダウは9日までに7営業日連続で下げており、1日からの下げ幅は計約2271ドル(21%)に達しているが、なかなか下げ止まる兆候を見せていない。ポールソン米財務長官は8日、金融機関への公的資本注入を示唆したが、「実効性が全く不透明」(大手証券会社)であるため、今のところ支援材料となっていない。
ハイテク株中心のナスダック総合指数は同時刻現在57.42ポイント安の1587.70。
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