2008年10月10日(金) 09時00分
ホリエモンが自身の運用資産について言及 読者が聞きたかった「FX 12の質問」(MONEYzine)
あのホリエモンこと堀江貴文氏がFXトレードを行っているという話を聞き、取材に時間をいただいた。日本の個人投資家に一挙手一投足が注目される氏に「12の質問」をぶつけた。
■Q.1 トレードのスタイルは?
FXトレードを行っているということですが、トレードのスタイルを教えてください。長期投資なのでしょうか、それとも短期投資なのでしょうか。
短期ですね。長期もありますが。
■Q.2 運用している通貨は?
現在、運用している通貨ペアと、またそのペアを選んだ理由を教えてください。
ポンド/円、ドル/円です。
ポンドはボラティリティが高いから。ドルは情報が多いからです。
■Q.3 今は投資を控えるべきか?
現在のように世界経済の動向の先読みが難しい局面では、これまでFX投資を行ってきた一般投資家は、投資を控えるべきでしょうか、もしくは積極的にトレードを行うべきだと思いますか?
まあ、余剰資金で低レバレッジでやるのであればいいですが、全財産を高レバレッジでやるのはおすすめできませんね。
■Q.4 FXと株、どっちが儲けやすい?
FXと日本株式投資、今の時代、投資初心者どちらが儲けやすいか、またその理由を教えてください。
FXは儲けやすいが、損もしやすいですね。
株は・・・今は買い時だと思いますが、何年も寝かせなければなりませんね。
長期投資で株をやるか、FXで余剰資金で短期トレードがいいでしょう。
■Q.5 長期スワップ狙いはありか?
トルコや南アランドなどの高金利通貨が、長期スワップ狙いの投資家に人気です。長期保有していれば為替損益の結果に影響されないというのが彼ら主張です。堀江さんはこの考え方をどう思われますか。リスクなどありましたら教えてください。
高金利通貨は、なぜ高金利になっているか考える必要があるでしょう。
それだけリスクが高いってことです。国債がデフォルトしたり、超インフレになったりしたら、とんでもないことになることを考えておくべきです。
うまい話はないってことです。
■Q.6 何%を投資に回すべきか?
20〜30代の場合、自らの資産の何%を投資に回しても良いと思われますか?
資産といっても沢山持っている人は限られるでしょうから、これからの人生をどのように生きるか、で考えればよいでしょう。
安定を望むならば、余裕資産(自己資産の30%まで)で投資をすればいいでしょうし、ハイリスクハイリターンを望むのであれば、全部を投資にまわしてもいいでしょう。
■Q.7 現在の運用資金は?
現在はどの程度の資金を運用しているのでしょうか
数億規模ですが、今後先行き不透明なので、ポジションは手仕舞います。
■Q.8 トレード成績は?
ここ数年のトレード成績はいかがでしょうか?
大体、プラスマイナスゼロですね。
■Q.9 テクニカル派? ファンダメンタル派?
為替の先行きを予想する際、堀江さんはどのような情報をもとにトレード計画を立てますか? 投資家によってファンダメンタルやテクニカル、もしくはその両方、さらにはコンピュータを使って機械的な売買を行うシステムトレードなどがありますが。
ファンダメンタルですね。
その国の経済状況だったりとか、株や商品相場や不動産市況など。
結局、為替が大きく動くときは、他の市場に行っているレバレッジのかかった資金がどこに振り分けられるのか、で決まるわけですし。
■Q.10 FX以外に投資は行っている?
現在、FX以外に行っている投資がありましたら教えてください。またなぜその投資を行っているのでしょうか。
株式投資がメインです。
利回りを考えて。
■Q.11 資産の何%を投資に回して良いか?
一般的に投資は余裕資産(自己資産の30%まで)で、と言われていますが、堀江さんは現在資産の何%を投資に回しているか教えてください。
私の資産のほとんどはライブドア株式ですから、そういう意味ではほとんどが投資に回っているとも言えます。余裕資産云々とは、生活資金や将来必要になる資金をよけて、投資をしなさいということなので、それを確保できていれば、自己資金の何%まで、という風に考える必要はないでしょう。
■Q.12 日本の投資家のレベルは?
最後の質問です。日本の投資家のレベルは海外の投資家のレベルと比べて低いのでしょうか。
もし低いと思われる場合は、どのようにすれば、投資レベルが上がっていくでしょうか。(制度の問題や個人のマインドの問題など)
高速インターネットの普及などで、活発に投資している人たちはかなりレベル高いと思いますよ。
でもレベルが高いからといって、儲かるとはかぎらないでしょう。
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