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2008年10月10日(金) 16時42分

マイクロソフト、「Microsoft Silverlight2」の新機能を発表japan.internet.com

マイクロソフト株式会社は2008年10月10日、次世代 Web ブラウザプラグイン「Microsoft Silverlight2」の新機能の概要を発表した。

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同日の発表会には、マイクロソフト株式会社 執行役 デベロッパー&プラットフォム 総括本部の大場章弘氏と春日井良隆氏が登壇、Silverlight2 の概要説明やデモによる機能紹介を行った。

■メディア機能
Silverlight2 では、デジタル著作権管理(DRM)機能をサポート。同社の DRM 技術である Microsoft PlayReady を基盤とし、Silverlight におけるデジタル著作権管理を行う Silverlight DRM を実装する。

また、Silverlight によるメディア配信では、Silverlight DRM による著作権保護に加え、IIS7 との組み合わせによる Web プレイリストや、ネットワークの回線状況に応じて適切なビットレートで再生するアダプティブストリーミングが利用可能。

さらに、解像度の高い画像を高速に処理しながら、より細部まで拡大・縮小することが可能な「Deep Zoom」機能も追加された。

■RIA 開発のための新機能
.NET Framework をアーキテクチャの基盤としている Silverlight2 は、クロスブラウザおよびクロスプラットフォームに対応しているため、Silverlight アプリケーションの開発の際、Visual Basic や C♯などの .NET 言語の活用が可能。

また、Silverlight2 には、データグリット・リストボックス・カレンダーといった40種類以上のカスタマイズ可能な標準コントロール、データ連携、ネットワーク処理機能など、アプリケーション構築のための基盤が用意されている。

マイクロソフトでは、Silverlight に関連する、チーム開発の生産性を上げるツールも提供予定。Silverlight のオーサリングツールとなる Microsoft Expression Blend2 および Microsoft Expression Encoder2 は、それぞれ Silverlight2 に対応する Service Pack1 日本語版を11月中旬〜下旬に提供する。

発表会には、Silverlight2 を採用するパートナー企業として、株式会社 USEN の高野輝次氏、エス・エス・ジェイ株式会社の尾花俊孝氏、アクセンチュア株式会社の土屋光司氏も登場。Silverlight2 による新たな広告表現や、企業内システムにおける導入事例などを紹介した。

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