2008年10月10日(金) 15時43分
【今週の Web ミミズク】インターネットで HD 映像を見るには(japan.internet.com)
最近よく聞く言葉(でもないかもしれないが)に、“SD”“HD”というのがある。また“長尺”という言葉も、なんとなくこれに近い話題で聞くことが多い。
“SD”とは“Standarad Definition”、“HD”とは“High Definition”。つまり、解像度の話で、標準解像度と高解像度の話をしていたのだ。“長尺”は、15分程度のショートフィルムではない、通常の映画やドラマの長さ、くらいの意味だろうか。
ところで、TBS とその系列局が、HD/SD 両対応の NTT エレクトロニクス製エンコーダ/デコーダの採用を発表したのは、今年の4月。 TBS では2009年9月までに全系列局の SNG(Satellite News Gathering)システムを完全に HD 化しようとしているが、全系列28局が採用すれば、HD による高画質で素材を局間伝送できるようになる。
SNG は、人工衛星を使った、放送番組素材収集システム。
また、松下電器製 UniPhier(Universal Platform for High-quality Image-Enhancing Revolution)システム LSI が、1080p HD ビデオを再生できる DivX 認証を取得、Blu-ray 機器向け世界初の DivX HD 認証チップとなったニュースもある。
UniPhier システム LSI は、Blu-ray 製品、デジタル TV、DVD プレーヤーなどのデジタル機器で、SD/HD の DivX ビデオを再生できる統合型マルチメディアチップ。
これは TV や Blu-ray ディスクプレーヤーでの話だが、インターネットでかさばる、長尺で HD 品質の映像を流すにはどうするか。
そのインフラとして、全世界の ISP にエッジサーバーを配備している企業が、実は Akamai だ。
Akamai では、ファイルを小さな断片に分割してインデックスを付け、ユーザーに一番近いエッジサーバーに置いておく。ユーザーからリクエストがあると、オリジンサーバーから全データを伝送するのではなく、エッジサーバー同士間でやりくりして、応答できるシステムを作った。
【関連キーワード】
TBS とその系列局が、HD/SD 両対応の NTT エレクトロニクス製エンコーダ/デコーダの採用を発表 |
DivX HD 認証チップとなったニュース |
全世界の ISP にエッジサーバーを配備している企業
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