大和生命が破綻＝株安直撃、負債2695億円−生保で7年ぶり、契約は大半保護（時事通信）

2008年10月10日(金) 11時01分

　大和生命保険（本社東京）は10日、一般事業会社の民事再生法に相当する更生特例法の適用を東京地裁に申請、受理されたと発表した。負債総額は2695億円。金融市場の混乱による株価下落などで巨額損失が発生し、債務超過に陥った。生保の経営破綻（はたん）は2001年3月の東京生命保険以来7年半ぶりで、戦後8社目。
　同社の07年度の保有契約高は1兆2450億円だが、生命保険契約者保護機構により、支払いに備えて積み立てている責任準備金の90％まで保護される。同社は今後、更生管財人の下でスポンサー探しを進める。　

【関連ニュース】
・中堅ゼネコン、新井組が倒産=負債総額450億円
・ 9月の国債決済不能、2兆円超す=リーマン破綻で市場混乱-清算機関集計
・不動産のランドコムが再生法=東証2部上場、負債309億円
・リーマンのアジア部門買収=投資銀行業務を強化-野村HD
・松本引越センターが民事再生法=負債50億円、前社長自殺で信用低下