2008年10月04日(土) 16時59分
フィーチャリングって?若いコと歌いたいなら覚えよう(夕刊フジ)
宴会ソングの王道といえば「デュエット」。おじさんも若い娘と一緒に歌いたいなら、これからは「フィーチャリング」という言葉も知っておいてほしい。
人気アーティスト同士の夢の競演ばかりを集めたコンピレーションアルバム「キミとのうた」が、この秋、カラオケファンの必須アイテムとして注目を集めている。
「福山雅治と柴咲コウによる『KOH+(コウプラス)』をはじめ、青山テルマとSoulJa、コブクロと佐藤竹善など、人気者同士のガチンコソングを15曲収録しました。全曲合わせた配信が1200万ダウンロードの大ヒット曲集で、売れ行きも好調です」とは、ユニバーサルJの宣伝担当。
9月10日の発売直後にはオリコンアルバムチャートで7位を記録した。
おじさんカラオケファンにとって、気になるのは最近のデュエット曲でアーティスト名を表す「feat・(フィーチャリング)」や「+(プラス)」「with(ウィズ)」といった表記。
昔だったら、単純に石原裕次郎・牧村旬子の『銀座の恋の物語』とか、石川優子とチャゲの『ふたりの愛ランド』といった感じで名前を並べるだけだった。それが、なぜ?
音楽評論家の富澤一誠氏が解説する。
「フィーチャリングという名が付くようになったのは、1994年の『小沢健二フィーチャリング・スチャダラパー』の『今夜はブギー・バック』が最初だと思います。もとは米国のヒップホップの言葉だけど、デュエットと言うより響きがカッコイイ。かつては、ライバルのレコード会社間の壁が厚かったけれど希少価値の高いアーティスト同士の“フィーチャリング”が実現するようになってセールスも好調なようです」
富澤氏はさらに、こんな提案も。
「演歌の世界で『氷川きよしフィーチャリング水森かおり』があれば新しさを感じるし、『中島みゆきフィーチャリング・ユーミン』とか『竹内まりやフィーチャリング宇多田ヒカル』なんてドリームマッチも聴いてみたい」
そのうち実現するか?!
【「キミとのうた」の主な収録曲】
「ここにいるよfeat.青山テルマ」SoulJa
「そばにいるね」青山テルマfeat.SoulJa
「KISSして」KOH+
「WON’T BE LONG」EXILE&倖田來未
「くればいいのにfeat.草野マサムネ from SPITZ 」 KREVA
「BATTLE FUNKASTIC」HOTEIvsRIP SLYME
「この歌を・・・・・・・・♪」K×ET×KING
「スキナツ」SOFFet with mihimaru GT
「泣き夏」mihimaru GT with SOFFet
「木蘭の涙 with コブクロ」佐藤竹善
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