2008年10月01日(水) 18時32分

ZimbraとMS-Exchangeの統合を実現する機能拡張フレームワークが公開（マイコミジャーナル）

米Yahoo! 傘下のZimbraは9月30日、オープンソースのコラボレーションソフト「Zimbra Collaboration Suite (ZCS)」用機能拡張フレームワークを発表した。同フレームワークの導入により、Microsoft Exchange Serverなどのサーバと連携したコラボレーションサービスを実現できる。

第一弾として発表された機能拡張フレームワーク「ZCS Interoperability for Exchange (β版)」は、Microsoft Exchange 2003に対応。アクティブディレクトリとの統合を実現、ZCSとExchange 2003のユーザを共通のグローバルアドレスリスト (GAL) で管理し、予定表やアドレス帳などのデータを共有できる。統合されたサーバには、Webアプリを含むZimbraクライアントやMS-Outlook、BlackBerryやWindows MobileなどZimbra Mobileがサポートするスマートフォンからもアクセス可能。

ZCS Interoperability for Exchangeは、ZCSの無償版 (Open Source Edition) および 有償版 (Network Edition) 向けに無償で提供される。開発はZimbraコミュニティに開放され、IBM Lotus DominoやNovell GroupWiseなどのグループウェアに移植されるものと期待されている。

(海上忍)

[マイコミジャーナル]

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081002-00000001-myc-sci