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2008年10月01日(水) 20時21分

全国の性風俗店、52・7%で消防法令違反…総務省消防庁読売新聞

 今年4月に札幌市のソープランドで3人が死亡した火災を受け、全国の性風俗店2836施設を対象に実態調査をした総務省消防庁は1日、52・7%に当たる1495施設で何らかの消防法令違反があったと発表した。

 調査は5〜7月、対象施設のある45都道府県で、ソープランドやファッションマッサージ店などで実施。最も多かった違反は、消防訓練の未実施で全施設の36・4%。消防計画を立てていなかった施設も21・0%に上り、意識の低さが目立った。設備面では、自動火災報知機の未設置が18・2%、避難器具の設置義務違反が15・1%だった。

 狭い店舗を少しでも広く使おうと避難経路に物を置いている店が目立った。札幌市消防局によると、客や従業員が使う大量のタオル類を避難階段に保管したり、廊下にソファを置いて待合室代わりにしていたりする例もあった。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081001-00000049-yom-soci