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2008年09月29日(月) 17時00分

小さな防波堤に…劇団四季が値下げS席を1万円以下に夕刊フジ

 ミュージカル最大手の劇団四季が「ライオンキング」「キャッツ」「オペラ座の怪人」などのS席を1万円以下に値下げすると発表した。全席種の1万円以下の値下げは極めて異例。原材料の高騰による値上げラッシュのなか、四季は「価格上昇の潮流への小さな防波堤になれば」としており、値下げによるミュージカル客層の拡大を狙う。

 四季によると、「ライオンキング」などロングラン上演中の最も高額なS席1万1550円を11月末−来年2月の上演分から9800円に値下げする。

 ミュージカルS席料金は1万円台前半が主流。ミュージカルシェアの4割を占める四季では、値下げ総額は約10億円で、前期の経常利益の40%、全入場料の5%に当たるとしている。

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