2008年09月28日(日) 08時59分
与党、国交相の任命責任「当然ある」=野党、首相追及方針を強調(時事通信)
自民党の細田博之幹事長は28日午前、失言で辞任した中山成彬国土交通相を任命した麻生太郎首相の責任について「当然ある」と指摘した。同時に「辞任を促し、辞任をされるということで一つの区切りだ」と述べ、早期の幕引きを目指す考えを示した。NHKと民放テレビ番組に相次ぎ出演し、語った。
公明党の北側一雄幹事長も「(任命責任が)あるのは当然」とした上で、「辞任は事実上、首相が罷免されたと認識している」と述べた。
これに対し、野党4党の幹部も同じ番組に出演。民主党の鳩山由紀夫幹事長は「もっと早く任命責任者として責任を取らせていれば、きのうの(日教組はがんとの)信じられない発言はなかった」として、国会で首相を追及する方針を重ねて強調。共産党の市田忠義書記局長も「首相の任命責任は重い。(発言の)内容も異常を通り越している」と指摘した。
社民党の重野安正幹事長は「非常に意図的で大臣にあるまじき発言だ」と非難し、国民新党の亀井久興幹事長は「本人の見識の問題。辞めてから言うべきだった」と語った。
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