中山成彬国土交通相が支部長を務める自民党宮崎県第1選挙区支部が、国交省など発注の橋梁工事談合事件で公正取引委員会の排除勧告を受けた2社から、談合容疑が表面化した後の2005年から06年までに計72万円の献金を受けていたことが、27日までに分かった。
献金していたのは、サノヤス・ヒシノ明昌(大阪市)と日本車両製造(名古屋市)の2社。
同支部の政治資金収支報告書によると、サノヤス社は05年10月と06年9月にそれぞれ24万円、日本車両製造は05年2月に24万円を献金していた。
橋梁談合事件では、04年10月に公取委が独占禁止法違反容疑でメーカー約40社を立ち入り検査。05年にはサノヤス社ら2社を含む45社に排除勧告を出した。