2008年09月26日(金) 16時20分
初めて見る「おひつ」「洗濯板」−児童が昔の生活知る(両丹日日新聞)
福知山市大江町南二、有仁小学校(月見校長、61人)で25日、ふるさとミュージアム出前講座があり、4年生10人が、宮津市の府立丹後郷土資料館の職員から昔の生活や道具の使い方などを学んだ。
社会科学習の一つで、講師は同資料館資料課長の井之本泰さんが務めた。井之本さんは館所有の大正時代から昭和30年代までに使われた生活道具を持参し、当時の暮らしぶりを教えた。
炊いたごはんを入れておく「おひつ」については、夏場は腐らないように熱を逃がしやすい竹製の「めしかご」が使われ、冬場はおひつを、わら製の「めしふご」に入れて保温性を高めていたことを説明。「今の保温ジャーと比べ、電気を使わずエコな生活をしていた」と話した。
このほか、茶わん、はしなどが収納でき、お膳(ぜん)にもなる「箱膳」や球形の手回し洗濯機、洗濯板、炭火アイロンなどを見せ、現在使用されている電気器具の基になった道具の特徴や使い勝手のよさを知らせた。
4年生の小柴君は「初めて見るものが多く、昔の道具も便利だったことが分かった」と話していた。4年生は今回の学習の成果をまとめ、新聞にして校内で披露する。
写真=洗濯板などの昔の道具に触れ、使い勝手のよさを確かめる児童たち
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080926-00000002-rtn-l26