麻生首相は25日午後、就任後初の外交日程となる国連総会に出席するため、ニューヨークに向けて政府専用機で羽田空港を出発した。
現地で同日午後(日本時間26日早朝)に行う一般討論演説では、外交の基本方針として「基本的価値を同じくする諸国と連帯する」と強調する。また世界経済の安定に向け「日本は自らの経済を伸ばしていくことに一義的責務を持つ。これこそ、日本がなし得る即効力のある貢献であり、断固取り組む」と述べ、日本の経済成長に全力を挙げる決意を表明する。
「テロとの戦い」に、インド洋での各国艦船に対する海上自衛隊の給油活動を通じ貢献してきたことを説明、「今後とも国際社会と一体となり、テロとの戦いに積極参画していく」と訴え、給油活動を継続する考えを強調する。対北朝鮮外交では、「日朝関係を前進させる用意がある。待っているのは北朝鮮の行動だ」と語り、核・拉致問題などに関する北朝鮮の具体的対応を促す。
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20080924-4471734/news/20080925-OYT1T00925.htm