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2008年09月26日(金) 17時01分

選挙:衆院選 「支持は表明しない」東国原知事が中立を強調 /宮崎毎日新聞

 政権選択が問われる次期衆院選について東国原英夫知事は25日、記者団に「自民党と民主党のマニフェストを見比べて、どちらを支持するか考える。だが、表明はしない。心の中で判断する」と述べ、支援活動はせず、中立の立場を取ることを強調した。
 知事は「政党や政治家には数値目標や、具体的な財源を示したマニフェストを出してほしい。私は地方の立場なので地方分権や、地方財源をどう確保してくれるのかに注目したい」と述べた。
 一方、宮崎1区選出の中山成彬国交相についても「選挙は別にして、宮崎は交通インフラが遅れた地域なので頑張ってほしい。国の道路中期計画に東九州道日南線、九州横断道も盛り込んでほしい」と評価したが、選挙戦での支援活動への言及は避けた。民主党が政権を取った場合も「(2月の公開討論会で)民主の菅(直人・代表代行)さんは『宮崎に高速道路は必要だ』と言った。私は一生忘れない」と与野党に両天びんを掛けた。
 また、政府の行政支出総点検会議(無駄ゼロ会議)のメンバーに加わる知事は、国の特別会計問題について「(埋蔵金は)ある。でも(活用しても)1、2年で枯渇する。国交省でも(埋蔵金が)出てきますよ」と述べた。【中尾祐児】

9月26日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080926-00000255-mailo-l45