友人にもらった動画ファイルをパソコンで再生しようとしたら、「コーデックがありません」なんていうエラーメッセージが出て再生できなかった、ということはありませんか?
コーデックというのは、動画や画像ファイルを圧縮したり、元に戻したりするソフトウェアのことです。特定のコーデックで圧縮された動画ファイルは、同じコーデックがインストールされたパソコンでないと再生できず上記のようなエラーが出るのです。ウィンドウズでもマックOSでも、OSに関係なく、圧縮された動画ファイルはコーデックが無いと再生できません。
動画ファイルは圧縮しない状態だととてもファイルサイズが大きくなります。最近はハードディスクドライブが安くなったので、保存しておくだけならば多少大きくても困らないかもしれませんが、大きいままだと他の人とファイルのやりとりをしたり、取り扱いするときに不便です。そこでファイルサイズを小さくするためにコーデックを使います。
コーデックには実にいろいろな種類がありますワン。DVDビデオに使われるMPEG-2、携帯用動画に使われるMPEG-4などが有名ですが、これらのファイルは全部同じ「.mpg」という拡張子がついていたりして、ちょっと見ただけではどのコーデックで圧縮されたのかわからないことがあります。冒頭の例のような場合は、念のために動画ファイルに使ったコーデックを聞いておいたほうがいいかもしれませんワン。まあ、よほど特殊なコーデックでない限り、あらかじめパソコンにインストールしてあるものですが。どうしても再生できないときにはコーデックを調べるソフトもありますワン。