中山成彬国土交通相は25日の初閣議後の記者会見で、公共事業費の削減が続いていることについて「もう限界に来ているというのが率直な感想。切り込みすぎるとインフラ整備に差し支える」と述べ、一層の削減は困難との考えを示した。
道路特定財源については「堅持すべきという考えだったが、一般財源化の方針が決まった以上は進めないといけない」と表明。ただ自身の選挙区である宮崎県の道路整備が遅れている事情にも触れ、一般財源化後も一定の道路予算を確保する必要があると強調した。
熊本県に計画中の川辺川ダム建設に蒲島郁夫熊本県知事が反対を表明したことに関しては「地元の方々の意見を一番目に聞くべきだ」と述べるにとどめた。