2008年09月22日(月) 15時53分

ＪＲ乗務員ら３人強姦男　「性癖根深い」懲役１８年　横浜地裁判決（産経新聞）

　走行中のＪＲ東海道線グリーン車内で３月と４月、女性乗務員に相次いで乱暴したなどとして、強姦と強姦致傷の罪に問われた飲食店従業員、今井卓哉被告（３４）の判決公判が２２日、横浜地裁で開かれた。村上博信裁判長は「交通機関などで働く女性に恐怖を与え、ＪＲも膨大な出費のかかる対応策を余儀なくされた」として懲役１８年（求刑懲役２３年）を言い渡した。

　村上裁判長は判決理由で、今井被告が強姦などの罪で服役して出所した後、半月の間に３件の強姦事件を繰り返していたことを指摘。「性犯罪に対する規範意識は皆無で、あしき性癖は相当に根深い」と指弾した。

　判決によると、今井被告は３月と４月、乗客の少ない早朝を狙って、東海道線のトイレで乗務員２人の首を絞め「静かにしろ、殺すぞ」などと脅して乱暴したほか、３月には川崎市の駐車場に女性を連れ込んで襲った。

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