2008年09月18日(木) 15時11分
福田氏が出馬を受諾 民主・小沢代表、直接要請 長崎2区(西日本新聞)
次期衆院選長崎2区で民主党から立候補要請を受けた薬害肝炎九州訴訟原告の福田衣里子氏(27)=長崎市=は18日、同党の小沢一郎代表と長崎市内のホテルで会談した。福田氏は要請を受け入れ、立候補の意向を表明した。同日午後、記者会見し正式発表する。
同党から立候補要請を受けた福田氏はこれまでの西日本新聞の取材に対し「(薬害肝炎で)多くの命を奪ったのは政治だし、多くの命を救うのも政治。もっと良いシステムだったら苦労している人をなくせると思う。行政の犠牲者をなくしたい」などと話していた。
民主党は、自民現職の久間章生元防衛相(67)が立候補を予定している長崎2区を最重点選挙区の1つと位置付け、昨年から候補者選考作業を開始。今年に入り、薬害肝炎問題に取り組んでいる福田氏の名前が浮上し、長崎3区が地元の山田正彦衆院議員(比例九州)を中心に立候補の要請を続けていた。
福田氏は出生時に投与された血液製剤が原因でC型肝炎に感染。国と製薬会社の賠償責任を求めた九州訴訟で実名公表原告として全面解決を訴えた。薬害肝炎救済特別措置法成立も、原告団の1人として働き掛けた。
長崎2区ではほかに、ともに無所属新人で同県諫早市議の相浦喜代子氏(44)と会社員山崎寿郎氏(28)が立候補の意向を表明している。
=2008/09/18付 西日本新聞夕刊=
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