2008年09月17日(水) 00時45分
<米ゴールドマン>最終利益7割減 6〜8月期(毎日新聞)
【ワシントン斉藤信宏】米証券大手ゴールドマン・サックス(GS)が16日に発表した08年6〜8月期決算は、低所得者向け高金利住宅ローン(サブプライムローン)問題のあおりで不動産関連の証券化商品に絡む評価損が11億ドル(約1150億円)に膨らんだ影響で、最終利益が前年同期比70%減の8億4500万ドル(約887億円)の大幅減益となった。ただ、市場関係者の事前の利益予想は上回った。一般企業の売上高に当たる営業収益は同51%減の60億4300万ドルだった。
証券引き受け業務や企業合併関連の業務など投資銀行部門の落ち込みが響いたほか、市場取引部門が原油価格の急落などの影響で不振だった。また、住宅ローン担保証券(MBS)など不動産絡みの証券化事業も引き続き低迷し、業績を圧迫した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080917-00000002-mai-bus_all