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2008年09月17日(水) 21時37分

巨額詐欺事件の元社長、インサイダー取引で再逮捕読売新聞

 大手商社「丸紅」との共同事業を装った巨額詐欺事件に絡み、東証マザーズ上場の医薬品開発会社「LTTバイオファーマ」の株を不正に売り抜けたとして、警視庁と証券取引等監視委員会は17日、医療コンサルタント会社「アスクレピオス」元社長、斎藤栄功(しげのり)被告(46)(詐欺罪で起訴)を金融商品取引法違反(インサイダー取引)の疑いで再逮捕した。

 発表によると、斎藤被告は、LTT社の株価が下落する見通しであると知りながら、今年3月4日、同社の株式6500株を2億7300万円で売却した疑い。同庁幹部によると、同19日までに、さらに5000株を売却し、計約1億4000万円を得たという。

 LTT社は昨年末、100%子会社だったアスクレピオスとの関係解消を内定。斎藤被告は今年1月、この決定を聞き、LTT社の株価が下落することを予想し、高値のうちに保有株を手放そうとしたとみられる。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080917-00000060-yom-soci