2008年09月15日(月) 16時11分
米AIG、リーマン清算で相当な評価損計上も=UBS(ロイター)
[15日 ロイター] UBSは、アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)<AIG.N>について、第3・四半期にスーパーシニア級のクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)で100億ドル以上の損失を被り、投資ポートフォリオで50億ドルの実現損失を計上する可能性があるとの認識を示した。またリーマン・ブラザーズ<LEH.N>の清算により、モーゲージ担保証券(MBS)/商業用モーゲージ担保証券(CMBS)/債務担保証券(CDO)に圧力がかかり、AIGが相当な規模の評価損計上を余儀なくされる可能性がある、としている。
UBSは、AIGには十分なキャッシュや担保があり、資本を調達しなくても、目先の資本ニーズは満たすことができる、としている。
UBSはAIGの2008年の1株あたり損失見通しを2.96ドルから8.18ドルに下方修正した。営業損益見通しについては、従来の1株あたり0.57ドルの黒字から2.63ドルの赤字に修正した。
また、AIGの目標株価を41ドルから、26ドルに引き下げた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080915-00000462-reu-bus_all