2008年09月15日(月) 13時41分
米国債利回りが一段と低下、米金融システムの安定性をめぐる懸念で(ロイター)
[シドニー 15日 ロイター] 日本時間15日昼過ぎの取引で、米国債利回りが一段と低下、ユーロドルは急伸している。米金融システムの安定性をめぐる懸念から、リスク資産から資金が流出している。
米国債2年物は価格が20/32上昇、利回りは5カ月ぶりの低水準に当たる1.88%と前週末のニューヨークでの取引終盤の水準(2.22%)から低下。また米国債10年物の利回りは、前週末の3.72%から、3.52%に低下している。
米金融市場をめぐっては、アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)が格下げを回避するため400億ドルのつなぎ融資を米連邦準備理事会(FRB)に要請したと報道されたほか、リーマン・ブラザーズ・ホールディングス<LEH.N>が破産法の適用を申請する見通しと伝えられ、安全とされる米国債への買いが膨らんだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080915-00000439-reu-bus_all