15日午前9時40分ごろ、福岡県大牟田市岬の歩道上で「銃声のような音がし、男性が血を流して倒れている」と付近の住民から110番があった。被害者は病院へ運ばれたが死亡した。
大牟田署によると、死亡したのは近くに住む指定暴力団九州誠道会の会長補佐で井場組の井場徹組長(50)。腹部など数カ所を撃たれていた。同署は暴力団関係者による犯行の可能性があるとみており、殺人容疑で逃げた犯人の行方を追っている。
九州誠道会は大牟田市に本部事務所があり、指定暴力団道仁会(福岡県久留米市)との抗争が続いている。
近所の男性(55)は「乾いた『パン』という音が3回続けてなり、花火かと思った。まさか銃声とは思わなかった」と驚いた様子で話した。
現場はJR大牟田駅から北に約5キロで、住宅と田畑が点在している。