事故米の不正転売問題で、大阪市は15日、米粉加工販売会社「三笠フーズ」(大阪市)が出荷し、市内の病院に納入された中国産もち米から、0・02−0・06ppmの農薬メタミドホスを検出したと発表した。残留基準値は0・01ppm。
農水省によると、これまでに京都市の保育園など各施設に納入されたもち米からメタミドホスが検出されているが、0・06ppmは最高値。
市健康推進部は「健康被害はない。大量に長期間食べなければ影響はない」としている。
市によると、病院と高齢者施設の計13施設に三笠フーズの中国産もち米が納入されていた。伝票上は計72キロが納入されていることが分かったが、検査の際に在庫があったのは3病院だけだった。