2008年09月15日(月) 21時47分
早期解決訴え、拉致家族ら集会=「兵庫の男性目撃」と元工作員(時事通信)
北朝鮮の金正日総書記が小泉純一郎首相(当時)との首脳会談で拉致を認めてから17日で丸6年。金総書記の健康問題や被害者再調査の先送りなど情勢が変化する中、被害者の家族らは15日、東京都内で集会を開き、早期解決を訴えた。
家族を支援する「救う会」は集会で、韓国に亡命した北朝鮮の元工作員(72)とのインタビューを上映。元工作員は、1975年4月に兵庫県高砂市で行方不明になった萩本喜彦さん=失跡当時(35)=を同8月に平壌のサーカス劇場で見たと証言した。
横田めぐみさん=同(13)=の母早紀江さん(72)は「拉致された人はおぼれている人。すぐに飛び込んで必死で助けるのが人間の心だ。北朝鮮に毅然(きぜん)と言葉を発し、いま助けなければならないと考えてやってほしい」と日本政府に強い対応を求めた。
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