特定非営利活動法人(NPO法人)「国境なき医師団日本」で活動している浜田市出身の呼吸器内科医師、植田保子さん(61)=福岡県粕屋町=が13日、広島市南区の市留学生会館で講演した。結核患者の増加が深刻なアルメニアの実態を約140人に報告した。
2006年6月から7カ月間、単身でアルメニアの首都エレバンを訪れ、結核に苦しむ約170人を治療した。「医療関係者の知識は不十分で、患者も感染症への理解が薄い」と問題点を指摘。「結核で大勢が苦しめられている地域がいまだにあることを知ってほしい」と訴えた。
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200809140149.html