ファイナルイヤーを迎えた広島市民球場(中区)の魅力を体感するイベント「ありがとう 市民球場」が13日あった。県内外の小学3—6年約300人が、歴史ある球場を見学した。
広島東洋カープの元職員渡部英之さん(78)と、OB会の長谷部稔会長(76)が、バックネット裏でカープと市民球場の歴史を語った。「あこがれ」のグラウンドで、達川光男元監督(53)をはじめOB選手10人の指導を受けながら、トスバッティングも体験した。
全長約10メートルの布製のこいのぼりに、メッセージを書き込んだうろこを両面テープで張り付けた。「市民球場をぜったいにわすれません」「ありがとう」と心を込めたフレーズが目立った。参加した児童たちは21日は中日戦を観戦。五回終了時にこいのぼりを掲げてグラウンドを行進する。
【写真説明】市民球場やカープへの思いを書き込んだうろこを巨大こいのぼりに張る児童