浅口市で初めての総合防災訓練が13日、金光町下竹の金光竹小グラウンドであった。金光町の上竹、下竹など4地区の住民や市消防団員ら約130人が大規模地震に備えた。
近年、市内での大災害はないが、田主智彦市長は今年国内外で多く発生している点に触れ「災害は忘れたころにやって来る。災害に強い浅口市になろう」とあいさつ。震度6弱の揺れに襲われた想定で訓練に励んだ。
住民は水の入った消火器で消火訓練。避難ではヘルメットなどで頭部を保護し、集団で行動した。保健師はけが人の負傷度合いを確認しながら「トリアージ」を取り付けた。市は今後、残る6つの小学校区でも実施する予定だ。
【写真説明】「火元だけでなく周囲もしっかりかけて」。初期消火の訓練で玉島消防署員(左から3人目)からアドバイスを受ける市民