庄原市高門町の諏訪神社境内にあり、県の天然記念物に指定されているコケ群落を保護するため、地元の市民グループが13日、清掃奉仕をした。市の文化講座で植物を学ぶ「自然を見つめよう会」のメンバーら計15人が参加。ほうきやくま手で、境内約120平方メートルの落ち葉や雑草を約1時間かけて取り除いた。
コケ群落は1973年、天然記念物に指定された。同会が5年前に境内で植物観察をした際、落ち葉で日光が遮られ、コケが失われつつあると分かった。その後は年1回のペースで清掃している。
【写真説明】コケのじゅうたんの上に落ちた枯れ葉などを取り除く住民