第56回邑智郡中学校弁論大会(郡中学校長会主催、中国新聞社など後援)が12日、島根県美郷町の大和中であった。郡内6校の代表7人(開催校2人)が発表し、石見中3年野田舞華さん(15)が最優秀賞に選ばれた。
野田さんは、妹を3歳で亡くした経験を基に「命についておもうこと」と題して発表。食品への農薬混入や消費期限偽装の事件に対し「食べ物を金もうけの道具と考える大人は許せない。たった一つのすべての命を大切にしたい」と訴え、熱のこもった語り口や社会性を備えた視点が評価された。
最優秀賞の野田さんは郡代表として、25日に雲南市の三刀屋中である県少年弁論大会に出場する。
【写真説明】青木高穂・郡中学校長会長(右端)から最優秀賞を贈られる野田さん(左から3人目)